皮膚外科
皮膚外科
皮膚の手術(皮膚外科)では、ホクロ、加齢性のイボ、粉瘤(表皮嚢腫)などの皮膚の腫瘍や、まきづめなどの手術にメスを用いて行います。切除した検体は病理検査をし、結果を説明いたします。
当院では患者様と相談をしながら、メスあるいは炭酸ガスレーザーによる手術を行います。ホクロの位置・形・大きさなどにより手術法が異なります。一見、ホクロのように見えて悪性腫瘍が疑われることもあり注意が必要です。ダーモスコピーを用いて診断いたします。ホクロが急に大きくなった場合や、周囲に染み出しがある場合など、悪性黒色腫が疑われる場合は生検はせずに、対応可能な病院をご紹介いたします。基底細胞癌が疑われる場合には、小さければ切除、大きければ植皮や皮弁といった手術が必要になるため、先ほどと同様に紹介いたします。
加齢(中年以降)によって、顔面・頭部・体幹などに見られる茶色~黒褐色の良性腫瘍です。20代頃から現れ、加齢とともに増加する傾向にあります。シミの一部から隆起してくる場合も多く見られます。一般的な治療法は、液体窒素による除去治療です。ご希望により炭酸ガスレーザーで除去します。また、所見によってはメスで切除をおすすめすることもあります。
局所麻酔下にメスで葉状や丸くくりぬき切除します。疾患部位の大きさによっては炭酸ガスレーザーで除去します。
まきづめ(巻き爪)・陥入爪(かんにゅうそう)は、その程度により薬物治療・手術治療・矯正治療と様々な治療法があります。当院では病状と、患者様のライフスタイルを考え、適した治療法を選択しています。
爪が横方向に巻いている状態のことです。
爪の角がトゲのように軟部組織(肉)に刺さっている状態で、炎症を起こしやすく、過剰肉芽といって、肉芽が盛り上がってしまうことがあります。
局所麻酔が必要な手術です。肉に食い込んでいる爪を部分的に除去し、爪の根元をフェノールという薬品で腐食させ、その部分の爪を生えなくする治療です。治療後3〜4週間で傷は落ち着き、巻き爪の痛みがなくなります。ただし爪が細くなることや、爪が安定しづらいので、爪の向きが曲がってしまうことや繰り返してしまうことがあり、できる限り他の治療方法を当院ではおすすめします。
テープを用いた簡便な方法や、手術で局所麻酔が必要ですが、爪を切らないで伸ばして治すガター法などがあります。自費になりますが、ワイヤー法などの治療も行っておりますので、診察時にご相談ください。
外用やエキシマランプ(VTRAC)の治療においても難治である白斑はミニグラフト移植も行っています。
1度の治療で移植可能な範囲は2×2㎝になります。
PageTop