シミ取りレーザー後のケア~きれいに取れるためのポイント~
- 2025年11月11日
- 美容治療
紫外線が落ち着いてきた時期にシミ取りレーザーいわゆるピコレーザーでのシミ取りがおすすめです。
シミ取りレーザーを照射した後のアフターケアはとても大切です。治療の効果を最大限に引き出し、色素沈着をいかに少なくするかもアフターケアの仕方に関わってきます。
①照射部の摩擦を避ける
照射後は直後は赤くなりますが、その後からシミが浮き上がるように色が濃くなってきます。こちらをいわゆるカサブタといっていますが決して分厚くなることはありません。通常1週間から2週間で自然に剥がれます。このカサブタが早くはがれてしまうと、上皮化がきちんとできてない状態がむき出しになってしまうので紫外線やこすれにもさらに敏感に、そして炎症後色素沈着のリスクも高くなります。
そのため、当院では塗り薬をつけた後にエアウォールで保護します。

エアウォールは紫外線防御の目的だけでなく、摩擦から守ってくれるため、重要な保護剤となっています。マスクの擦れや、無意識に搔いてしまう、枕の擦れからも守ってくれます。また、日々のスキンケアでも洗顔時はエアウォールをそっとはがした後に泡でなでるように洗い、その後塗り薬をつけてからエアウォールを貼りましょう。ごしごしこするのは避けてください。スクラブ洗顔やピーリング剤の使用はお控えください。なるべくカサブタは長くついているように大切に守りましょう。
②紫外線対策
レーザー後は紫外線の影響を非常に受けやすく、紫外線は炎症後色素沈着の大きな原因となります。エアウォールを保護しているときには紫外線防御効果があるため、心配はいりませんが、カサブタが剥がれてからエアウォールを貼らなくなってからの紫外線防御が非常に重要です。
日焼け止めを朝は毎日つけてください。冬だとしても紫外線は降り注ぎますので必ずつけてください。剥がれてから3から6か月の期間は特に重要です。
照射の範囲が広かったり、エアウォールを貼るのにご抵抗がある方にはナビジョンDRのレーザー後専用のコンシーラーもあります。
ナビジョンDRスポッツカバー¥2,200

摩擦の保護のためにはできればエアウォールがいいですが、専用のコンシーラーにはSPF40PA₊₊₊が入っているため紫外線対策はばっちりです。ただ、カバー力が強い反面粘着が強く、落とすときにはごしごしすべて落とそうとしないでください。少し残っても問題ありません。摩擦には気を付けてください。
普段の日焼け止めはこちらもおすすめ
ナビジョンDR TAホワイトプロテクトUV SPF50PA₊₊₊ 30ml ¥4,400

2つの美白成分と保湿成分を配合、美白しながら日焼けも防げます。白浮きせず、伸びもいいのでとても使いやすいです。
更に日焼けを徹底させて防ぎたい方にはこちらもおすすめ
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抗酸化効果に加え抗糖化作用により老化も防ぐことができます。日本人女性を対象とした臨床試験で効果が立証されています。
③飲み薬や美白剤の併用
レーザーにより軽いやけどが起きます。そのため、炎症を少しでも和らげるためトランサミンの内服、炎症後色素沈着を防ぐためビタミンCの内服がおすすめです。
トランサミンは特に肝斑やくすみがある方にはレーザーの前からの内服が効果的です。ビタミンCは炎症後色素沈着が起きてしまった後でも遅くないので早く色素沈着を改善するために内服します。
また、ハイドロキノンは美白用の塗り薬であり、日光によるシミや肝斑のシミに有効なだけでなく、レーザー後の色素沈着の予防や改善目的にも使われます。
カサブタが剥がれてからハイドロキノンを塗り始めるのもおすすめです。
ハイドロキノン
HQダブルブライトE ¥2,200

ハイドロキノン4%配合、角質の深部まで浸透させる処方設計になっています。
シミ取り後はしばらく数回の診察が必要になります。
シミの種類や部位によってもレーザー後の経過が変わります。1か月後に炎症後色素沈着がでてしまうととても不安になりますよね。
シミ取りは照射して終わりではなく、その後のアフターケアまで責任をもって寄り添い、いい結果がでるようにお手伝いさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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