うつるイボを早く治したい!|濱田皮膚科クリニック|船橋市西船の皮膚科

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うつるイボを早く治したい!|濱田皮膚科クリニック|船橋市西船の皮膚科

うつるイボを早く治したい!

うつるイボとは?

イボ、医学的名称では疣贅(ゆうぜい)といいます。

表皮細胞へのヒト乳頭腫ウイルス(HPV)感染により生じ、臨床的な特徴により

①尋常性疣贅 HPV2/27/57

②扁平疣贅  HPV3/10

③尖圭コンジローマ  HPV6/11

などに分別されます。

ミルメシアという足の裏にできる痛いイボ(HPV1)もあります。

 

なぜ治りにくいイボがある??

イボの治療は保険治療の

『液体窒素療法』が第一選択となります。

ですが、通常の治療に反応しないときもあります。

その原因として

①免疫能

樹状細胞、CD4.8細胞、NK細胞、TregなどがHPVに対して免疫が関与する

②HPVタイプ

感染するHPVタイプにより治りの予後に差があるというデータも

③感染部位

角層の厚い足の裏、爪周囲は治りにくい

があります。

治りにくいイボに対してどうする??

まず標準治療である液体窒素療法を行います。

これにも治療効果をあげるポイントがあります。

●表面の硬い角化をけずる

●ビタミンDやサリチル酸ワセリンなどの薬を併用する

●イボによりスプレー、綿棒、セッシで治療する方法を変える

●当然、あてている時間が効果を作用する

英国ガイドラインでは強く行うことが有効であるとしてますが疼痛や水ぶくれができたりなどの問題もあります。

飲み薬

●ヨクイニンエキス内服

ハトムギからの抽出物です。免疫賦活作用があると考えられています。

年齢別有効率は

乳幼児・71%

学童・74%

青年・57%

成人・20%

であり、お子さんのほうが有効率が高くなります。

●他の漢方薬

麻杏薏甘湯、小建中湯、補中益気湯などをヨクイニンと併用することもあります。

炭酸ガスレーザー

イボの栄養血管の破壊と発生する熱によりウイルスにダメージを与えます。

1回で取れるというより縮小の手助けという位置付けです。

 

イボの治療は通院の継続が必要なため、治りにくいと嫌になってしまいますよね。

ただ、治療をやめてしまうと大きくなってしまったり他の部位へうつってしまうこともあります。

治療していてもなかなか進展なかったのに急によくなる症例も見受けられます。

諦めずに治療を継続しましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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